サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

生前退位? 譲位? ―NHK?

 天皇制の問題は、いろいろ複雑でややこしい。
 私はあまり関係ないと思っていたが、でもま、憲法上の規定でもあり、議論が始まっているので、少しづつ勉強していきたいと思っている。
 まず、「生前退位」というコトバ、NHKが報道したので、初めて聞くコトバだったが、「そうか、生きているうちに退位か…」「高齢だし、それもそうだなー」ぐらいに思っていた。
 ところがびっくり。私のメディアリテラシーも採点すれば赤点レベル。「新語には注意!」を忘れていた。
 誕生日の質問への皇后様の回答を引用すれば、
 「〜前略〜 8月に陛下の御放送があり,現在のお気持ちのにじむ内容のお話が伝えられました。私は以前より,皇室の重大な決断が行われる場合,これに関わられるのは皇位の継承に連なる方々であり,その配偶者や親族であってはならないとの思いをずっと持ち続けておりましたので,皇太子や秋篠宮ともよく御相談の上でなされたこの度の陛下の御表明も,謹んでこれを承りました。
 ただ,新聞の一面に「生前退位」という大きな活字を見た時の衝撃は大きなものでしたそれまで私は,歴史の書物の中でもこうした表現に接したことが一度もなかったので,
一瞬驚きと共に痛みを覚えたのかもしれません。私の感じ過ぎであったかもしれません」。
 皇后さまがびっくりするぐらい予想外だった。
 たしかに天皇は、ビデオメッセージでも「生前退位」というコトバは使っておらず、おそらく「譲位」という意味のつもりだったのだろう。
 しかしNHKが7月のスクープで、なぜか?「生前退位」というコトバを使って、以後、ほぼすべてのメディアが「生前退位」の問題として報道した。わたしも何の疑問も持たなかった。以後、気をつけたい。
 発端は、橋口というNHK記者が皇室関係者から「天皇は譲位を望まれている」という話を聞いたことから始まる。だから本来は「譲位」となるべき問題だった。なのになぜ?
 NHK会長が会長だけに、なんとなく想像はひろがる。
(「生前退位」は「歴史の書物にない表現」 皇后さま、違和感表明 NHKの反応は…)を参考。
 なぜ?これほど天皇の思いに反する事をするのか?わからん。
 今の天皇には、以外と敵が多いんだなー…と思う。左からというより、右からの。わからん。