安倍総理のメディアコントロール、権力者ならではの絶妙さだとと思う。
いろいろと問題があっても、イメージダウンをうまくかわしている。昨年来の大手テレビ・新聞社幹部との飲み食いが功を奏しているようだ。
安倍総理、自分の考えの代理人をNHK経営委員に送り込み、同じ思想の人を会長に就任させた。理由は、ご想像のとおりでしょう。
NHK経営委員の百田氏が都知事候補を応援しながら「南京大虐殺はなかった」とか言い放った。
同じく経営委員の長谷川氏三千子氏が問題になっている。
1993年、「朝日」新聞に籠城して、社長と話し合っている時に拳銃自殺をした野村氏への追悼文をのせた。ネットで回ってきた全文を見て驚いた。
ひょっとして安倍総理、追悼文を見て同氏のNHK経営委員推薦を思いついたのかもしれない。
テロ行為と脅迫自殺を賛美し、憲法を否定するは考えは、相当なものだが、つづく文には、唖然とした。
「彼の行為によって我が国の今上陛下は人間宣言が何と言おうが憲法に何と書かれていようが再び現御神となられた」と。
まず思ったのは、昭和天皇ならいざしらず、今の天皇、この文章を知ってなんと思われたのだろうか? おそらく非常に困惑しておられると思う。
人間・象徴天皇として平穏に暮らしていこうとしているのに、「現御神」になったと明言されたのだから。
海外メディアから「現御神」になった感想でも聞かれたら、なんと言えばいいのだろうか?。
死⇒神 の美化が動員する自爆攻撃、自決の思想が、こんなにも日本の中にも残っていて、うごめいているとは、キリスト教原理主義者もKKKもイスラム原理主義者も、ほんとびっくりだろう。
安倍総理は、驚かないでしょうけど。