サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

反共

   反共。
 反共主義。レッテル張りなんですが…
 難しい言葉です。
 そもそも社会主義共産主義っていろいろですね。
 中国共産党が言っている共産主義、それに反対する「反共」主義は弾圧の対象となる。
 まともな運動、考えだったとしても。
政権についていない各国の共産党日本共産党が活動している日本。
 同様に正しいことを主張していても、権力側からの抑圧の対象となっている。
 戦前は治安維持法、現在は、それを引継いだ破防法
 破壊活動をやっていなくても、国家権力、時の政権に歯向かう政党として、調査、弾圧の対象となっている。(青木理の日本の公安警察が詳しい)
 警備警察、公安が税金つかって盗聴、盗撮、スパイ潜入その他やっている。
 ヒトラーが政権を掌握する時に、国会を放火し、その犯人が共産党だとでっち上げ、弾圧した。ナチスは、それを政権に反対する人々やユダヤ人などに広げていった。
 今、自民党が似たような動きをしつつある。
 元公明党副委員長の二見伸明さん、中野晃一上智大学教授のコメントを紹介したい。(赤旗日曜版4/3)
 1950年代のアメリカCBSにエド・マローというニュースキャスターがいて、それを描いた「グッドナイト&グッドラック」という映画を見たことがある。
 「赤狩り」が吹きあれた時代だ。
 彼はその中心人物のマッカシーを番組で批判した。マッカシーを番組に登場させ、反論させた。マローの再反論で事実が明らかになるなかで彼の権威は失墜。これ以降、沈静化していった。
 しかし「共産主義の脅威と戦い自由を守る」との言葉で言論の自由を封じ込めようとした企みは、猛威を振るい多くの人を屈服させた。核戦争の危機感を背景に。
 同じ頃、旧ソ連、東欧でも、同じように逆の言葉を使って弾圧が吹き荒れた。
 どの時代、どの社会においても、個人の尊厳と自由こそが、そしてそれを求めて、勇気を出し合うことが民主主義なのだろう。