反共。
反共主義。レッテル張りなんですが…
難しい言葉です。
そもそも社会主義や共産主義っていろいろですね。
中国共産党が言っている共産主義、それに反対する「反共」主義は弾圧の対象となる。
まともな運動、考えだったとしても。
政権についていない各国の共産党、日本共産党が活動している日本。
同様に正しいことを主張していても、権力側からの抑圧の対象となっている。
戦前は治安維持法、現在は、それを引継いだ破防法。
破壊活動をやっていなくても、国家権力、時の政権に歯向かう政党として、調査、弾圧の対象となっている。(青木理の日本の公安警察が詳しい)
警備警察、公安が税金つかって盗聴、盗撮、スパイ潜入その他やっている。
ヒトラーが政権を掌握する時に、国会を放火し、その犯人が共産党だとでっち上げ、弾圧した。ナチスは、それを政権に反対する人々やユダヤ人などに広げていった。
今、自民党が似たような動きをしつつある。
元公明党副委員長の二見伸明さん、中野晃一上智大学教授のコメントを紹介したい。(赤旗日曜版4/3)
1950年代のアメリカCBSにエド・マローというニュースキャスターがいて、それを描いた「グッドナイト&グッドラック」という映画を見たことがある。
「赤狩り」が吹きあれた時代だ。
彼はその中心人物のマッカシーを番組で批判した。マッカシーを番組に登場させ、反論させた。マローの再反論で事実が明らかになるなかで彼の権威は失墜。これ以降、沈静化していった。
しかし「共産主義の脅威と戦い自由を守る」との言葉で言論の自由を封じ込めようとした企みは、猛威を振るい多くの人を屈服させた。核戦争の危機感を背景に。
同じ頃、旧ソ連、東欧でも、同じように逆の言葉を使って弾圧が吹き荒れた。
どの時代、どの社会においても、個人の尊厳と自由こそが、そしてそれを求めて、勇気を出し合うことが民主主義なのだろう。