今、特攻隊に関する本を3冊読んでいます。「昭和は遠く−生き残った特攻隊員の遺書」、「永遠のゼロ」、読んでしまいましたが「特攻と日本人」。
読み始めたばかりの「昭和は遠く」をちょっと紹介します。
松浦喜一さんという元特攻隊員。訓練飛行時間も少ないのに、富士から熊本の菊池飛行場へと初の長距離飛行。
その着陸地点の菊池飛行場(現在の菊池市)に着陸しようとした松浦さん操縦の「隼」は片側の車輪がでなかった。
宙返りなど、あれこれやったあと、やっと車輪がでて着陸できた。
松浦さんたち訓練生は、特攻隊志願への「熱望」「希望」「希望せず」のいずれかを選ぶを紙片の提出を求められた。
![昭和は遠く―生き残った特攻隊員の遺書 昭和は遠く―生き残った特攻隊員の遺書](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Z0hCT999L._SL160_.jpg)
- 作者: 松浦喜一
- 出版社/メーカー: 径書房
- 発売日: 1994/05/01
- メディア: 単行本
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「もしも実戦で堂々と敵と渡り合えるように、もっと操縦訓練に励みたいと思う者がいたら、『希望せず』と書け」と。
![f:id:adayasu:20150525194953j:image:w250:right f:id:adayasu:20150525194953j:image:w250:right](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/adayasu/20150525/20150525194953.jpg)
約100名中、十数人が「希望せず」と書き、そして特攻隊から外された。
松浦さんは「希望」と書いた。