70年前の昨日、5月24日の夕方6時40分のことです。
熊本市の健軍飛行場から爆撃機特攻隊12機が沖縄に向けて飛び立ちました。
あまり知られていないですが義烈空挺隊という特攻隊です。
沖縄戦の最中、撃墜されるのを着陸を強行して米軍機を破壊しようとしたものです。
結果、機体のトラブルなどで不時着したり撃墜されたりで、1機だけが沖縄に胴体着陸し、
乗員8人が計33機の米軍機に損害を与え、7万ガロンのガソリンを燃やした。
米軍の死者は2名、負傷者18名。
撃墜された隊員も含め日本兵の死者は70人になった。(奥山隊長も作戦に参加し戦死)
人の死はだれであれ悲しい。
実行させられて人は、死んだ人は、結果を知るよしもない。
だが、計画した人は生き、結果を知った。
後世に、どう生かすべきか?
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可能なら、亡くなった人たちを蘇らせて、思いを語らせたい。
はたして、なんと言うだろうか? 想像すべき事と思う。
亡くなった彼らが天国から見ていたら、なんと言うだろうか?
もう一つ、肝にめいじておくべきことがある。
戦況だ。3月から東京大空襲など、日本の敗北は必死だった。
特攻などの自爆攻撃でも、とても太刀打ちできない事は、誰の目にも明らかだ。
指導者らは、他人の命を軽んじる作戦を続けた。
安倍首相が「つまびらかには読んでいないので論評できない」と国会で答弁した、7月のポツダム宣言による降伏勧告も無視し、8月の広島、長崎への原爆投下を招き、ソ連軍の参戦まで戦争をやめなかった。
国が守るべきは国民なのに、国体・天皇制を守る一心だった。そのため必要のない死と悲しみを増産した。
亡くなった人は、天国から何を思うだろうか?
熊本のみなさん。この事実を知り、想像してください。
健軍・陸自西部方面隊、どこに向かわせるのか?向かわせないのか?
70年後、市民・県民の責任にかかわる事です。
https://www.youtube.com/watch?v=0j2bbABRQYw:Movie