サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

無人機攻撃と自衛権

  5月5日「朝日」一面です。紹介します。見出し小さいですが、
「市民の犠牲やまず」です。許せん!
 記事によれば、無人機攻撃の仕事ができたCIAは、
しばらく失業状態だったCIAの軍事部門の士気が大いに上がった」らしい。
 確かに、自分たちは本国の家族に近い勤務先から操縦し、自らは犠牲にならない攻撃なので、安心感があるだろう、非人間的な。
 無人機による死者は、イエメンとパキスタンだけで2900人〜4500人、このうち民間人は330〜400人とみられるらしい。アフガンは除いて。(ニュー・アメリカ財団推計)
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「市民犠牲減らせる兵器」と、のたまうのは、ジョン・ジャクソン米海軍大教授だ。 
 
  「攻撃命令は複数の人間が連携して行う」 民間人の犠牲について質問されると、「どんな戦争でも市民の犠牲は生まれる」と言い放つ。
 そして「米国には日本と同じように自衛する権利がある」「テロ組織が米国を攻撃するまで待つことは、我々にはできない」と言い切る。
 これも自衛権の発動だそうだ。自分たちを攻撃するかもしれない敵と決めつければ、その力は微々たるものでも、そして他国にいても、罪のない女や子どもを犠牲にしても、かまわないという論理だ。
 そうやってきたのが大国の戦争、侵略戦争だ。自国民の命は重く、他国民の命は極めて軽く扱う。
 犠牲になった国民、いきなり{ドカン」とやられた罪のない民間人は、どんな自衛権を発動すればいいのだろうか?
 「生まれた国が悪かったね」とでも言うのだろうか。
 問題は、主権者・米国民がこの実態を知っているのか?許しているのか?だろう。
 そして日本、