サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

集団的自衛権容認へ 安倍総理、NATOで演説

 今日の「熊日」夕刊(左)から紹介・引用です。
 安倍総理は何がなんでも、解釈改憲を強行するつもりのようだ。
 NATO理事会で演説して、集団的自衛権の行使容認に強い決意を示した。
 実は、安倍さんの一番の頼りは中国です。安全保障環境の悪化の理屈づけに、一番、欠かせない存在。
 中国もそのつもりなのか、今日も南シナ海西沙諸島で、ベトナムとぶつかるはめになった。
 両国のナショナリズム・戦争勢力は、双方の脅威こそが、欠かせない依存関係にある。
 大事なことは、そこに帰属しないよう、日中両国をはじめアジア各国の平和勢力が手を結ぶことだと思う。
 2つほど考える。
?国連憲章に書かれ各国が行使しうる「集団的自衛権」を、なぜ日本は憲法で認めないのか?→日本の歴史-侵略戦争から導きだす以外にない。その結果、戦後9条を維持したことで、日本は武力行使型の戦争はしていない。米ロ中ほかの国も9条を憲法に書き込めば、ほぼ戦争はなくなるだろう。
?「集団的自衛権」行使の実態は、正義にかなったものだったか?→これも米ソなど戦争の歴史を検証すればすぐわかる。
 そもそも戦争は、弱者から強者にしかける事はない。戦前の日本の例外を除けば、ほぼ常に強い国が弱い国に軍事介入し、戦争に至っている。
 「民主」主義の国なら、自国民の支持を得る戦争の大儀が理由が必要だ。「自衛」権、特に「集団的自衛権」は使い勝手がいい。