サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

元白川漁協組合長の坂口さん聞きました

 今日は、元白川漁協の坂口茂弘さんに聞く会に参加しました。
 少人数でしたが貴重な話が聞けました。動画を作っていますが、仕上がりまでアップまで、数日お待ちください。

 坂口さんは75才、子どもの頃から近所の川で遊んで暮らしてきました。
 昔はアユがいっぱいいたのに、熊本の1級河川で白川だけはアユがいなくなったそうです。古くにつくられた、農業用水を取るための堰がつくられアユが遡上できなくなったためです。
 坂口さんたちは、国交省と掛け合って堰に魚道につくりアユが遡上できるようにしたそうです。 それでも河口に近い小島の堰は、のぼれないアユが多いので、すく上げて放流し、白川でも尺鮎が取れるようになったそうです。
 人口孵化したアユを放流しても、エサを与えられ太っていて、動きが鈍く、鳥に食べられるそうです。やはり自然の中で孵化して、自分でエサを獲ってきたアユでないと上流にいくのはむずかしいという話でした。なるほど。
 他にもカニやウナギがやな場で撮れるそうです。
 大きいものは38センチもあり、アユ釣り大会で3年連続、日本一になったこともあるそうです。
 そんな自然豊かな白川を、流域で最大の人が住む熊本市の人々が知らない、子どもたちも知らないのは、非常に残念なもったいない話です。

 坂口さん、白川を指さして(写真)言いました。3才の頃から、川の中の石から石を泳いで渡った。石の方にオヤジが待っていて、と。
 想像しました…。
 近所の西島さんもいろいろ話していただきました。
 写真を持ってきて、こんなウナギを獲ったと話してくれました。
 そして最近、知り合いが獲ったウナギを見せてくれました。
 シラスウナギの取りすぎで絶滅状態、ウナギ養殖が立ち行かなくなっています。
 そんな今だからこそ、身の回りの川をキレイにして、ウナギもアユも遡上できるようにして、天然に近づけて、天然ウナギがとれるようにする事こそ、一番よい方法だと思います。
 自然のめぐみに感謝できるような人に、自然になれるような気がします。