サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

伊藤真−96条改憲は何を狙うか?

 私にとって嬉しい事が、現在進行中です。
 ユーチューブの検索に「伊藤真」と入力してenterを押すと、な、なんと、私がアップした動画「伊藤真講演−96条改憲は何を狙うか?」トップに現れました。昨日は……。

 今日は残念ながら2番目でした。私は密かに年内の再生回数1万回をめざしています。どうぞ応援をお願いします。シェアして下さいマシ。
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 「憲法の力」の著書から伊藤真さんをちょっと紹介。
 実は伊藤さん、「青春時代は自国の軍隊を持つべきだと考えていた」そうです。つまり改憲派です。
 中学時代はドイツですごし、日本人ということでいじめられたそうです。少数派として、アイデンティティを求めて日本の歴史の本ばかり読み、すっかり「愛国者」になって帰国したそうです。
 で、「日本がバカにされないためにも、アメリカに守ってもらわずに自国の軍隊ぐらいは持たないと、普通の国として胸が張れない。憲法九条を変えてちゃんと軍隊を持つべきだ」と思っていたそうです。そして「戦争中に戦死した若い兵隊たちが国のために生命を投げ出す、それこそ大和魂」と思っていたそうです。「へーっ?」ですよね。
 その後、考えがすすんで、「しかし軍隊を持つとなると、民主主義の国であるならば、国民皆兵でなければいけない。自衛隊自衛軍にしたとして、職業軍人だけが国を守り、犠牲になるのは矛盾している」と考えたそうです。
 で、「では自分軍隊に入る事ができるのか?それはできる。 ならば戦地に行って戦って死ぬことになったらどうするか? それもかまわない。と思ったそうです。
 自問を繰り返しながら戦地に行って、「自分は人を殺せるか?」と、「個人的にはなんの恨みもない、もしかしたら民間人かもしれない人を、命令だからと殺す事ができるのか? 自らに問いその場面を想像したとき、どうしても自分にはできない」と思ったそうです。
 「自分ができない人殺しを他の人に押し付けるのは卑怯だ」と矛盾に苦しんでいたときに日本国憲法にであったそうです。
 実に自分に誠実ですね。自分で物事を考え、自分の考えに到達した。あたりまえのようですが、人として、非常に学ばされる姿勢です。
 ぶっそうな発言ばかりするのに、自分の息子らを自衛隊員にして海外に派遣させようとはせず、送り出す国会議員にばかりする維新の会の代表とは、えらいな違いです。