安倍政権は明日28日、「主権回復の日」として式典を行う。
「日本の独立を認識する節目の日」だそうだ。沖縄にとっては、日本から切り離され占領が継続した「屈辱の日」と呼ばれているのに。
独立は形ばかり、本土の基地も、低空飛行訓練も、おもいやり予算を含む駐留経費の負担など、従属に次ぐ従属が現実の日本だ。
今日の「熊日」で熊本沖縄県人会長の桃原良次さんが語っている。明治政府が琉球を解体し日本に組み込んだ⇒ 戦前は皇民化運動で日本人にさせられ⇒ 地上戦で凄惨な目にあい⇒ 米軍に占領され⇒ 本土復帰を果たしても基地の被害に苦しむ。日本人や政府は沖縄を人を同胞と思っていないのではないか?と基地の重圧を訴える。
また安倍首相がねらう憲法の「改正」で戦争ができる国になれば、米軍基地を抱える沖縄が戦場になると反発する。そのとおりと思う。
熊本県にも安倍総理のように、沖縄の人々の思いがわからない人がいるようだ。蒲島郁夫知事だ。なさけない。
今日の「熊日」では、47都道府県うち21もの知事が欠席するなかで、熊本の蒲島知事が出席と伝えている。蒲島知事さん、今からでも遅くはありません。式典出席は撤回すべきです。
なんでもお上の言うとおりでは、住民を代表する地方自治体の長ではありません。
水俣病の最高裁判決が出たのに、「認定審査会」をめぐっては国のいいなりです。新潟県知事が「自治体で実態に合わせた判断をする。国の示す枠に縛られた対応はしない」言ったのように、知事としての見識を示すべきです。
今回の「主権回復の日」式典は、戦争への道につながっている。戦争中に鬼畜米英と言って、アメリカへの戦争に国民を駆り立てておきながら、負けると今度は、アメリカご無理ごもっともで言いなり。これは戦前と現在につながる同じ血筋の連中がやっている事だ。国民には、特攻や自決を強要しながら、自らは責任を取らない欲深い連中、忘れてはならない。
参考↓
「主権回復の日」式典 憤る野中氏
「式典中止、天皇出席の撤回を−日本共産党志位委員長