サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

積雪面積が10年で20%減-北半球

 本来、私の一番のテーマとしている地球環境・温暖化問題、最近は書くのが少なくなった。原発問題と違いネットでも流行らないし、ニュースも少ない。だがコトは取り返しのつかないような勢いですすんでいる。
 久しぶりに見つけた記事は、まさに“不都合な真実
北半球では積雪面積が、わずか10年で20%(6月)も減った
 北極海の海氷減少率が10.8%らしいが、その2倍。もっとも、氷よりも雪がとけやすい。
 カナダ環境省による人工衛星データの解析だ。特にこの5年間の減少が目立ていると。
 温暖化の影響だが正のフィードバックが働き、さらに温暖化の悪循環に陥る。
 わかりやすい話で、太陽光を反射する白い雪や氷が減ると言う事は、地面や海がそれだけ熱を吸収して温度があがる。10年間で20%減。そのへんの池の氷じゃない。惑星規模で起こっている事、人為的に。恐ろしいことだ。
 近いうちに懸念されるのは、山岳氷河減少にともなう水不足の問題だ。特に中国からインドに至るたくさんのアジアの人口を養っている、黄河から揚子江メコン川ガンジス川インダス川など、ヒマラヤの氷河起源の川が縮小する事だ。
 いつ起こるかわからない原発事故も、原発を急いでなくしふさがなければならない。
 もう誰もが気づき確実にすすんでいる惑星規模の変動-温暖化・気候変動への対応時間もほとんどなくなってきた。ほんと急がなければ。