絵本−「ごめんねメリー」の紹介が今日の「熊日」に載った。
戦時下の水前寺動物園で、食料不足のために殺処分された象のメリーの話。戦争は、なんの罪もない動物たちも犠牲にする。
殺されたメリーも悲しいが、毎日世話をして育ててきた、我が子ようなメリーを殺さなければならなかった飼育員も、非常に辛かったろう。
自主出版されたのは1988年。近所で、実は私ら夫婦の仲人をお願いした岩下俊子さんたちのグループが自主出版した。わたしも、出版した頃に岩下さんたちが走り回っていた事を覚えている。ウチのカミさんも、子ども達に、この本を読み聞かせしていた。
ずいぶんむかしに出版は終わっていたと思っていたら、今回なんと9回目の増刷をしたらしい。
聞けば、岩下さんたちは、ずっと小学校や保育園などで絵本の読み聞かせ続けているらしい。
20年以上だから、相当な回数になるようだ。多くの子どもたちが聞いてくれ、平和への思いを育んでいると思うとうれしくなる。
岩下さんたちが地道な活動を続けている事に拍手を送りたい。
また、お母さん、お父さん、じいちゃん、ばあちゃんたちが、子どもたちに「ごめんねメリー」の読み聞かせをしてやってほしいと思う。
「ごめんねメリー」は1100円。熊本市の書店「まるぶん」で扱っているようです。