サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

脱原発 城南信用金庫―吉原理事長

  商工新聞に城南金庫の吉原毅理事長のインタビューが載っていました。“脱原発”です。 前回の記事
 吉原さんは述べています。「企業は、お金をもうけるための手段だという印象が現代の日本にはありますが、それだけが目的なのでしょうか。私は城南信用金庫のお理事長に就任し、新しい企業経営をやろうと決めました。企業のもともとの使命は、社会のさまざまな問題を解決するための製品やサービスの供給です。つまり企業は、社会貢献のためにある」と。
 「原発問題は最大の社会問題であり、環境問題です。私たちが声をあげるのは当然でしょう。大事な事は、公益とは何かを自分の頭で考えることです。政府が決めたことが公益ではありません」と言い切る。
 またグローバル金融資本主義を批判し「一部の人間に富が集中し、貧富の格差が拡大する。グローバル資本主義は本当の幸せにつながるのか。今、世界から疑問視されています。」
「私たち城南信用金庫も、内需を拡大するような公共的な分野―例えばフード、自然エネルギー、環境、高齢者のケアなどに力を入れ、地域経済を活性化させたい。
 事業者にもそういう分野に目を向けてもらい、社会にとって良い仕事をあいていただきたい」と語る。
 金融機関の理事長さんに、こんな人がいるなんて、日本も捨てたものじゃない、と思う。誰か、講演してもらうために呼んでもらえないかなー。