「サスティナビリティ」考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

離島防衛に島民防衛は含まない…

 記事は11月の「西日本」、陸自の演習「鎮西30」の記事です。少し古いですが、重大時なので紹介します。
 離島防衛「布石」着々 「即応」で抑止力強化  の見出し。

 自衛隊の広報をそのまま記事にしたような内容。
「鎮西」って、西を鎮める、東の方から見た国家の立場。
 演習には1万7000人、車両4500台、航空機65機が参加したそうだ。
 「島」(南西諸島)にミサイル部隊を民間フェリーで運び陣地を築いて「敵」の侵攻に備え。
 「島」には、地対空ミサイル部隊も展開。
 熊本市の健軍自衛隊からは、地対艦ミサイルが周辺海域をにらみ、地対空ミサイルも構える。
 で、猛烈な艦砲射撃で援護された「敵」が優勢で「いかに生き残るか」という厳しい局面を想定。あえて「戦」死者は書いてないが重傷者の救命措置などは書いてある。
 素人ながらのギモンを書いておきたい。
①離島防衛と言いながら、なぜ、一番肝心の島民の避難や誘導についての訓練はないのか? 何を誰を防衛するのか?
②猛烈な艦砲射撃→ 制空権、制海権は相手に取られているのが前提だが、空自、海自、さらに日本を守る沖縄の米軍は何をしているのか?
③そもそもどこの国が、今の時代に艦砲射撃? ミサイル攻撃をしてまで島を占拠しにくるのか? 何の目的・理由で?
 記者は「抑止力高めるため」と第8師団幹部のコメントを載せているが、なんでもかんでも「抑止力」を使えばいいと思っているようだ。報復する攻撃力こそが本来の抑止力の意味だ。
 だいたい「離島防衛」といいながら、防衛はしないで「抑止力」も効かない、上陸される前提で上陸車両のAAV7だのオスプレイだの「離島奪還」の訓練ばかりしている。
 これからますます憲法「改正」が国民的な議論になるが、自衛隊が、本当はなんのために、どんな訓練を、どこの情報と指揮命令にもとづいてやっているのか?
 これは「西日本」の記事同様に、国民にはほとんど本質が知らされずに進んでいる。
 この問題について小西誠さんの本を中心に何回か書いてみたいと思う。
 根源的な法的成り立ちは、矢部宏冶さんの「知ってはいけない」が参考になる。