サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

戦争やめろ! 生物ジェノサイドやめろ!

「くまもと健康友の会」2024年新春号に書きました。
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 戦争やめろ! 生物ジェノサイドやめろ!

 パレスチナ・ガザへのイスラエル軍の攻撃は痛ましい限り。
「天井のない監獄」と言われる占領地ガザ市民の殺戮は、まるでイスラエルヒトラー病にかかったようです。
 先の大戦でのナチスの残虐行為、旧日本軍の殺戮行為も、事実は隠され、戦争が終わってから明らかになりました。二度と繰り返すべきではない歴史の教訓となったのは、戦争の後に人々の証言があり、写真や映像が出されてからです。
 しかし今のガザ市民への残虐行為は、被害を受けている側から、たえずSNSなどで発信されています。
 爆発音、閃光、ビルが崩れ、子ども達がケガをして泣き叫ぶ映像も世界中の人々が毎日のように見ています。
 私たちは、見た以上、知った以上、なんとしても殺戮を止めさせなければなりません。そのため世論と運動を、日本でも欧米でも、なによりイスラエルで高めなければなりません。
 子どもを殺すな!市民を殺すな!
         誰も殺すな!殺されるな!

 と叫びたい。憎しみの連鎖をやめろと。
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 一方で私たち人類の自然への破壊行為はどうでしょうか。
 昨年につづき、今年も地球の平均気温は記録を更新しそうです。先進国の多くの市民はエアコンで暑さをしのげるでしょう。しかし気候難民は、土地を離れ移動しなければなりません。動植物は北へ、高い山へと移動を始めています。移動できない木々もいます。海水温の上昇で魚は北へ移動し、九州で獲れた魚は今、北海道で獲れています。
 森林を伐採し、干潟を埋め、化石燃料や鉱物を得るために地面を掘り崩す人類。環境が急変し続ければ生物は生きていけません。
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 人新世の時代、人類は地球の破壊、生物種の殺戮を止めず、1年間に4万種もの生物をジェノサイドしています。
 私たち人間と生物の間に憎しみの連鎖はありません。
 私たちは、自然の中で生き、自然の生成物である水や食べ物、空気を吸って生きています。その地球を破壊し、依存している生物種を絶滅させることは、破局を招き自殺行為に等しい。
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 生物種ジェノサイドをやめろ!人類は絶滅を選ぶな!
       
 それができる人間になろう。