サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

希望の共産党③ 面白かった、学ぶもの多し

 個々の執筆者のあれこれには意見を書かないでおこう。
 津田さんの動画見て、皆さんそれぞれの立ち位置からであり、ありがたい提案あり、でもここは少し誤解が‥‥と思いながら、「反共攻撃」について、いつもの傾向ながら、言及がないことに物足りなさを感じていた。
 また日本政治を論じるなら政党のあれこれより、根幹である選挙制度をきちんと評価することが前提なのになぁ~と思っていた。
 ところが、メディア論、そして反共攻撃に言及し、政権政党が作り変える選挙制度についてもしっかり言及しておられ方もいて見識を感じた。
 真正保守の立場からも共感の言葉が寄せられ、こちらも共感した。
 
 各氏から民主集中制など組織論がかなり展開された。
 時代とともに運動論も組織論も発展してきたし、これからも発展する事が望ましい。
 同時になぜそういう組織のあり方になってきたのか? その背景や要因をしっかり押さえながら、さらに発展する事が肝要だろう。
 戦前、多くの政党は大政翼賛党となり、軍国主義政党、ファシスト政党だったが、現在その過去は問われない。
 支配者は変わっていないので、自己否定する必要はない。だが主権者としては、事実、真実を認識すべきだ。
 戦争に反対し、主権在民を主張した日本共産党への弾圧は苛烈だった。しかし支配政党とは違い名誉は回復されず、戦後から現在まで形態は変わってもその差別や抑圧はつづいている。
 つづいているという意味が一般の人にはわらないだろう。
 以前は、共産党員の子どもは学校でいじめられていたし、活動をやっている人は就職できなかったり、公安警察が接近してきたり、調べれられたり‥‥。私も経験あるし、警察のウロチョロは若い頃、しょっちゅうだったし、対処もしてきた。
 50年の不幸な分裂時の「暴力革命」路線が絶えず指摘されるが、戦後の共産党への謀略事件、朝鮮戦争前にしたレッドパージなど同時に語られる事は少ない。
 右翼団体共産党の演説会を妨害に来るが、右翼と極左の集会妨害に行った話はあまり聞かない。権力も右翼も極左も、なぜか日本共産党を攻撃する。
 理不尽で、不法不法不当な攻撃にどう運動を組織を守るか、次第に身についた共産党の自己防衛本能はあり、その身構えが市民に違和感を与えているのはわかる。改善が必要。でも背景をしって欲しい。
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 先の国政選挙において、野党共闘分断について、21世紀になっても反共攻撃がこれほど効果を発揮するとは思わなかった。予測は大きく超えた。
 破防法、公安・警備警察の蠢き、メディアの差別、共産党以外の他党にそんな不安や脅威はないだろう。逆に政権政党は、その力を利用して立ち位置を、選挙有利に導く。反共カルト統一協会右翼団体などを使って。
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 ともあれ日本共産党、みなさんの声をしっかり聞きながら、討論を活発に行って、よりよい方向へと進んでいかなきゃ。