報道1930の動画で興味深いものを見つけた。
平成天皇は、「先帝はなぜ戦争を止められなかったのか」という根源的な問いをお持ちでなかったのだろうか?
先帝というのは先の天皇、昭和天皇をさしていて、平成天皇だった明仁上皇と、何回か懇談した保阪正康さん(半藤一利さんも)が語っていて、それはとても意味深いと思った。
懇談の中での、明仁天皇の質問を3つ紹介してある
①どうして民主主義が根付かなかったのでしょうか?
②満州事変についてはどう考えておられますか?
③田中メモランダムは誰がかいたんですか?
それぞれ深い問いだと思う。
先に昭和天皇の時代に戦争を起こした、止められなかった要因を考えておられる。
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保阪さんの解説によると、平成天皇は、自分が天皇の時代に戦争が起こさずに、戦争をしないで良かった、との思いがあるのではないか‥‥。
明治天皇も大正天皇も昭和天皇も統帥権を持ち、天皇の名で戦争をして、天皇の名で軍隊を送って国民を死なせた。
天皇家にとっては、天皇制廃止の危険性すらある、重大事態にも陥った。
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だが、令和天皇はどうだろうか? 現状は懸念すべき事態だろう。
現在は、象徴天皇制で、主権は国民にあり、国民が選んだ政府が戦争を起こす可能性がある。特に米国の言いなり・一体となって台湾有事をキッカケとして起こす可能性がある。
安保3文書、軍拡、ミサイル配備など専守防衛から憲法違反の自民党政権の現実を見れば、令和天皇も気が気ではないだろう。
なぜなら、戦意発揚、国民動員に天皇の権威が利用されないからだ。
肝心なのは、主権者国民の意思であり、それに至る認識だ。 現状は、とても心もとない。
なので、運動者が大事。運動を拡げること、今なら間に合う。