ケイト・ラワース「ドーナツ経済」を読みながら、紹介していきます。
ドーナツと言ってもお菓子のドーナツではありません。
外側の円の外側が地球の限界を表し、内側の円と外側の間で人々の充足を確保する社会・経済を意味します。
今の社会は地球環境を破壊しながら、同時に格差を貧困を生んでいる社会です。そんな20世紀までの社会から、地球環境の限界を超えずに、途上国も含め、衣食住やエネルギーなどを確保するような社会の土台、経済のあり方を提案しています。
ケイト・ラワースは、それを図で表すとドーナツ形になったとし、20世紀から→21世紀の経済学として、7つの思考法を提案しています。(写真:ウィキペディアより)
それをおもしろい図で表しています。
①目標--あくなき経済成長をめざすGDP主義を根本から転換し、惑星の限界内で人々が満たされる社会
②全体を見る
③人間性を育む
④システムに精通する
⑤分配を設計する
⑥環境再生を創造する
⑦成長にこだわらない →は成長依存から定常経済をめざし、しかし人々は充足している。
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脱成長までは提起していないけど、かなりそれに近い。枠は、地球の限界内に置いているのでそれをオーバーする物質的成長はできない。
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