先日、テレビで久しぶりに映画のタイタニックを見た。
改めて映画として良くできていると思った。
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現在の人類の活動は、タイタニック号が氷山にぶつかり、沈没する前の状況に似ていると思う。
当時のタイタニック号に乗っている人で、このまま速度を落とさず突っ走ってよいのか? 思った人もいたかもしれない。
でも、沈まない船としての初航海。富裕層の乗客もあり、豪華なパーティなどもあって、浮かれた気持ちは、今の人類の技術と経済成長の過信に浮かれ気分が変わらないかもしれない。
科学者が研究に基づいて気候危機を警告し、今の経済・社会のシステムの変更を求めている。
それでも世界は成長につぐ成長を吹聴し、大量生産・消費・廃棄を求め、あくなき環境負荷を続けている。
浮かれているとしか思えない。(写真:ウイキペディアより)
タイタニック号は速度を出し過ぎていた。
氷山の発見から回避行動までの時間は気づいてから、わずかしかなかった。引き返せない地点を過ぎていた。
今の人類も同じ状況かもしれない。ただ、急ブレーキ、急ハンドル、いま行えば、なんとか間に合うかもしれない。
そう科学者が警告して、かなりの時間がたつが、それでも超特急の回避行動をとれば間に合うかもしれない。間に合わせなければならない。多様な生物種の生存を守るため。
それが人類の生き延びる道でもあるから。