サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

動物福祉-アニマル

 街のあちこちに〝安い”唐揚げ店があり、昼時には若い人たちが並んでいる。
 安い鶏肉。安い卵。安ければ、安いほどよい…。
 しかし多くの人は、鶏がどんな育てられ方をしたかを知らない。
 
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 世界動物保護協会の畜産動物福祉の評価で日本は、最低ランクのGに評価されているそうだ。
 鶏は狭いゲージに入れられ、夜も照明をつけられ、エサを食べさせられる。
 鶏は免疫力低下で感染症にかかりやすくなり、それを防ぐために抗生物質の薬を投与する。鶏は通常、成鳥になるには120日間ほどかかるそうだが、だいたい4~50日間で集荷される。
 そんな鶏の生育実態を知ったなら、〝安いから”というだけで、本当に買って食べるだろうか。
 子育て中の親は、特にそうでしょう。
 動物虐待を他人に任せる分業、商品社会のなせるワザだとしても、知らない、知らなかったで済まされるだろうか。    
 動物をそんな目に合わせて、安い・おいしいは、偽りの幸福かもしれない。
  アニマルウェルフェア・動物福祉。北欧・EUを中心に広がってきた。日本社会の遅れが悲しい。