海洋プラのつづきです。
陸上のプラも多くは川をつうじて海に流出する。
クジラやアザラシやウミガメなどの海洋生物や鳥がプラスチック廃棄物を飲み込んで衰弱したり、死んでしまったりする話は最近よく聞くと思います。
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でも問題はそれだけではありません。
プラスチックに含まれる添加剤が人体にどんな作用を及ぼすか、まだ科学的に分からない面も多くあります。そして分かった時にはすでに遅いという可能性もあります。
加工自在なプラスチックの便利さは、その問題と表裏一体です。
柔らかかったり固かったり、透明にしたり着色したり、熱に強かったり弱かったりさせるために、添加剤を加えています。
これが直接的に、或いは食物連鎖を通じて人間の体に入り、悪影響を及ぼす可能性があります。微細なプラに化学物質が吸着し、環境ホルモンとして生殖機能に影響を及ぼす添加物も含まれています。
すでに胎盤にまで、マイクロプラスチックが到達しており、近い将来、胎児に到達するのは、もはや時間の問題でしょう。
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これは惑星規模の水俣病になる危険性があります。チッソが垂れ流したメチル水銀は、不知火海・有明海に広がって水俣病を引き起こしました。胎児性の水俣病まで引き起こした。
プラスチック汚染は、大気も陸も海洋も含めた惑星規模になる可能性があります。人新世を特徴づける事象です。
今ならまだ間に合うかもしれない。でも、解決を急がないなら、私たちの子どもは孫を抱くことは、できないかもしれません。