
- 作者:奥村皓一
- 発売日: 2020/07/10
- メディア: 単行本
中国の経済発展、技術の高度化が著しい。米国を追い抜くのも予想以上に速いテンポで進んでいる。
そのおおもとに、米国の金融機関、世銀からの助言を受けながら進めた事がある。
その提案は6つ。
①1985年から20年間に輸出構成を変え、ハイテク製品を主力とすること。
②外国から過剰な借金をしないこと
③外国からの直接投資は、先進技術を近代的経営手法だけに限る事
④海外からの投資や合弁企業設立は経済特区だけに限らず広域に拡大すること
⑤貿易専門会社を段階的に減らし、国有企業が独自に外国と貿易すること
⑥国家経済の長期的枠組みを構築すること
結局、資本主義の米金融資本が利潤追求のため中国を資本主義として育成し、予想以上に新自由主義の資本主義となり、一党独裁はそのままに独裁ハイテク・資本主義大国の誕生となっている。教えた側が抜かれつつある現実に気づき慌てている状態。