サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

風力発電の現在

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「朝日」で無料配布されているGLOBEの6/6付けは、風力発電特集で興味深く読ませていただいた。紹介する。
 最初のページは、「最大の風力大国・中国 実質ゼロ前倒しも」。
 知らない人は知らないが、中国は世界一の風力発電大国だ。技術力も規模もダントツ。
 今や風力発電の単価は、天然ガス発電はもちろん石炭火発を下回り、太陽光発電も石炭火発を同じレベルまで下がった。5年後はさらに1/3まで下がる見込みらしい。
 風力発電は設備容量で世界全体の4割近くを占め、昨年1年間で2位米国の約5倍の71.6ギガワットの設備を増やした。
 2019年に中国は、再エネ関係への投資額は、世界全体の1/3、約90兆円の投資を行った。
 急速に経済成長している中国のCO2排出のピークアウトは、2030年の計画だが2050年に前倒しするテンポで、2060年実質排出ゼロは主要国と同様の2025年に前倒しして達成しそうな勢いだという。
 中国の2020年の風力発電の割合は6.1%だが、急速に拡大し、2050年の38.5%に増やす計画だという。
 中国共産党一党支配の国家資本主義国の中国、これはこれでスゴイ。日本とは大違いだ。米国みたいに政権が交代するたびに温暖化対策が後退するのとも大違い。
風をつかむ力 エネルギーと国家戦略:朝日新聞GLOBE+
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 だけど、資本主義国としての問題点もある。