サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

戦争しないとどうしようもなくないですか

 維新の会の丸山穂高議員がロシアが実効支配するクナシリのビザなし交流会で、ぶっそうな事を言い放った。
「戦争しないとどうしようもなくないですか」と発言し、戦争で「北方領土」を取り返す考えのようだ。
 しかも「ロシアが混乱しているときに取り返すのはオッケーですか」と、話の筋もリアルだ。
 酒に酔ったうえでのことなので、おそらく本音だろう。
 ちょっと丸山議員に聞いてみたいが、「あなたがその戦争の先頭に立つの?」と。
 東大を出て経産省の官僚やっていた人なので、戦場に立つのは自衛隊員に頑張ってもらう。自分は安住の地で旗振りをする、そんなつもりだろう。 まるで若い人に特攻出撃を命令しながら、自分は戦場に行かず戦後、出世して長生きした、戦前の軍指導部を思いだす。
 しかも、サンフランシスコ条約で日本が放棄した千島で、核ミサイルを持ち、実行支配しているロシアを相手に戦争しかけてどうするつもりか? 
 米国が応援すると思ったら大間違いだ。自国に核ミサイルが飛んでくるのを覚悟で、米国が日本を守るなんてありえない。自国の安全のためには、基地をおいていても日本を「捨て石」にする。旧日本軍が本土決戦のため、沖縄を「捨て石」にしたように。それが国家の常識だろう。
 こんな人たちは、こんな考えで9条改憲をしたいだろう。所属政党の責任は免れないし、支持者にも、よくよく考えてもらいたい事だ。繰り返される暴言・失言・汚職ほか、そんな人を議員に繰り返し選んだのは、支持者・有権者だから。