今日の朝日の1面です。
政府は、沖縄本島に地対艦ミサイル部隊を配備(検討)するようです。
すでに宮古島にはミサイル部隊の配備が決まっており、現在、基地建設へ動いています。
沖縄本島南部と宮古島は島の間の宮古水道の距離は290キロもあります。
現在の地対艦ミサイルの射程が200キロのため、宮古島からだけでは届かいないため、沖縄本島側にもミサイルを配置して、中国艦船を攻撃して封じ込めようとするものです。
他にも石垣島、奄美大島などにも配備します。
宮古水道は公海であり、航行は自由です。
中国から日本への先制攻撃がない場合、中国艦船の通過を阻止しようとするならば、そのミサイル部隊・地域は、中国から攻撃を受ける事になるでしょう。
まさに米軍は、戦場から大きく離れるオフショア・コントロール戦略の下で、自衛隊を中国側と対峙・対決させる事にします。
辺野古への米軍最新基地建設もあり、中国は当然、対抗策をとるでしょう。
新しいミサイルの開発や配備、新たな戦闘機の配備を増やすかもしれません。 中国は強大な国家で、さらに国力を強めます。経済的にはあと10年程で、米国を抜くでしょう。
日本は今、経済的には中国と貿易など相互依存関係にあります。
しかしこんな形で軍事的な対決色を強めて行って大丈夫かと心配になります。
先の戦争で沖縄が捨て石にされたように、いざという時に米側の捨て石に、日本の沖縄、奄美、先島諸島がされようとしています。大国の国益の論理からすれば当然でしょう。
その現実がわからない、昔と同じような、日本の政府指導者。
米国も中国も日本も各国も軍縮へ、9条の立場でそのイニシアチブを取る事こそ、これこそが日本の安全保障の道だと思います。