サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

あぶない自衛隊

 「週刊アサヒ芸能」と言えば、表紙からしてエロ系ですが、買ってしまいました。
 でも臨時増刊号です。徳間書店とは知らなかった。

 あぶない自衛隊 の表紙でしたが、元防衛官僚の柳澤協二さんのインタビューが載っており、パラパラ読み以上の事があると思い買ってしまいました。850円は高い。紹介します。

 柳澤さん、北朝鮮問題について、
「核を持とうとしている理由は、アメリカから滅ぼされるかもしれないという恐怖があるからです。つまり、アメリカから潰されない安心感を北朝鮮が持たなければ、核を放棄することはできない」「それを放っておいたまま圧力を強化しているのでうまくいかない」と説明する。
 そして「アメリカは戦争はできないと思っている」とし、戦争をするには3つの理由が必要だと言う。それは、
①「やれば勝つ」という目算があること。これは当然あると思う。
②勝つけれども、生じる被害が受容できる範囲か? 例えばソウルが火の海になるとか。
北朝鮮に勝ったあと、平和が訪れるのか? 2000万人の混乱を誰が収拾するのか。確かにイラクやシリアなど、爆弾を落とされた国の後を見れば紛争の泥沼化、難民流出が他国にも影響を及ぼす事態だ。
 冷静な判断ができる人であれば3つ理由でいいが、トランプ大統領はどうか?
加えれば④つめに、政権への批判回避のために、ミサイルをぶっ放したり、戦争したりする指導者がいる。いまトランプ氏、ロシアゲート問題、暴露本などで、窮地に立たされつつあるが大丈夫か? そっちの方が金正恩より心配。
 柳澤氏、政府は米国の高額武器ばかり購入しているため、予算が回らず自衛隊の装備の充実や維持や隊員の人員、訓練などにしわ寄せがきていると話す。
 「戦争が終わって70年、日本には米軍がずっといる」「他国の軍隊が駐留していることに疑問を感じないようになっていることが、実は一番問題」「アメリカが何とかしてくれる−という思想的な従属を払拭しなければいけない」と話す。
なぜ今、米軍機の事故が多発しているのか