サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

西部方面隊61周年


 健軍自衛隊は、わりとうちの近所です。その陸上自衛隊西部方面隊の創隊61周年記念行事がありまして、ちょっと見てきました。
 多くは隊員の家族や知り合いなのでしょうが、それなりの賑わいでした。
 戦車とヘリコプターの体験搭乗あり、そこを覗いてきました。
 写真のとおりです。子どもたちも乗って面白そうにしていました。
「平和だなぁ〜」って思いました。
 シリアやイラクやアフガンの戦火の子ども達を思い出しながら…。
 人を殺したり破壊する兵器ですが、平和であれば戦車に乗っても、変わった乗りものに乗っと程度で、別にどうってことはありません。
 おそらく日本の国内において戦車が実戦として活躍使われることはないでしょう。先の戦争ですら本土での地上戦はなかったので。

 ただ、これから海外に赴く自衛隊員の任務が変わります。
 日本の国土の防衛とは関係ないアフリカの南スーダンに、来年あたり熊本の自衛隊員も参加することになるでしょう。紛争地帯に出かけて行って、交戦主体となる国連PKOの指揮の下、正当防衛以上の任務遂行型の武器使用を行う事になります。現地は、地上の紛争地です。
 日本防衛のためには命をかける事もいとわない隊員たちも、任務とはいえアフリカの紛争地に赴かざるを得ない隊員たちの気持ちは複雑でしょう。家族はなおさらです。
 また、自民党政権自身が長年、憲法上許されないとしてきた集団的自衛権の行使も、解釈を変えてやれる事にしました。これも日本防衛とは関係なく海外での武力行使につながるもので大変危険です。相手国から見れば「先制攻撃をかけてきた」となります。
 中国、北朝鮮の動きが気になりますが、彼らの国だって、軍の記念行事でこどもたちが戦車に乗っているかもしれません。
 いずれの国でも、海外派兵こそが最大の問題です。