政治活動の自由や表現の自由をひろげるべきと願う私の立場から、こんな事はあまり言いたくないのです。
しかし「公平」の立場から、
また高市総務大臣も「公平に!」を、テレビに向けて高らかに主張されておりますので、一言させて頂きます。
写真のポスターは、自民党の熊本の参院議員の現職さんの演説会告知ポスターです。別のポスターも含め、熊本市内のあちこちに見受けられます。
何年も国会議員をやられておられますので、自民党さんも後援会さんも含め、参院選から半年以内に、この種の顔写真と名前入りのポスターの掲示は、公選法に抵触していることは十分にご承知と思います。(衆院は問題なし)
実は、以前は、こんなポスターは違反ではありませんでした。
当然、日ごろの政治活動は自由であるべきです。
また選挙前ならなおさら有権者の関心も高まるので、政治活動としては、制限なく自由であるべきです。なので、私たちはこんな公選法の改悪には反対しました。
誰がこんな公選法の改悪案を出して成立させたのか?それは政権党の自民党です。ぜひ、今回の実態に合わせ、公選法を元にもどして自由にしたいものです。
これは、知名度のある現職には有利です。選挙の半年以内に出ることを決めた新人、顔と名前を宣伝したい新人には著しく不利です。
一般に、現職が多いのは政権党の自民党で、新人が多いのは野党です。
こんなポスターを私たちが貼るとタイポされる可能性があり、怖くてとてもできません。
弱いものに不寛容で、強いものに寛容、これは行政権を行使できる政権党にこそできる芸当です。いま参院選関連で張り出し可能なのは、一般に連名ポスターと言うポスターです。
メディアもあまり報道しない、したがって一般の有権者も知らず自覚が弱い、拘束選挙法について、モトイ、公選法について、これから時々、書いてみたいと思います。
次は「供託金ってナンボ?」のテーマかな…。(違反ポスターの件、ギモンがある方は県選管さんにご確認を)