サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

安保・戦争法案−参院特別委、採決モドキ

 テレビをずっと見ていました。何がなにやらわからない。速記録にも採決の記録がない状態。
 参院特別委、質疑もやらず、安保・戦争法案が採決モドキされた。認められないが数で押し切る。腹が立つやら情けないやら。白は白で、黒は黒だが、多数で決めれば、白は「白っぽい黒」「白も限定的には黒」と決定できるということだ。
 自公にとって、これが最後ではない。会期末まで、まだ日数はあり、これほどの批判があるなら継続審議して、次回国会でも、多数なので採決成立は十分できる。
 なのに急いだのはなぜか?
 国民の運動が広がり、数で道理を押し切れなくなると判断したからだろう。また今回の暴挙は、国民の忘却をあてにしての事だろう。
 本会議で抵抗を続けている。何かひとつでもあれば、来週に持ち越しの可能性も。
 熊本では、3時から座り込み、6時から集会とデモがあって参加した。
 さて安倍総理、ひと山越したを思っているだろう。
 もうひといき、明日の昼ぐらいまで頑張れば通すことができると思っているだろう。
  血筋と思想から、自分の信念を通し、正しい事をした、と思っているだろう。
 権力者とはそう言うものだ。
 ならばそう自認している政治家を、今度は選ぶ側が、有権者側が考える時でもある。
 希望は、かなりある。
 立憲主義、法の支配、立法事実、法的安定性、国家権力とは何か?、主権者とは何か? 国家権力の本質 憲法と民主主義。 これら、多くの国民が自覚していなかった事柄を教えてくれたのは、安倍さんあなたです。これは、今回、強行する安保・戦争法案で得ることよりも、あなた方を追い詰める目覚めを、主権者にもたらしてくれたはずだ。ありがたい。