70年前の5月11日に知覧から沖縄方面に飛び立った特攻隊員に上原良司という人がいる。その遺書の末尾あたりに、「明日は自由主義者が一人この世から去って行きます。彼の後姿は淋しいですが、心中満足です」とあった。(慶応義塾大生の学徒出陣、享年22歳)
7月28日に撃墜されて23才で戦死した京都帝大の林尹夫は、次のような詩を残している。 (写真は関係なし)
滅びるものは滅びよ
真に強きもののみ発展せよ
それで よいではないか
しかし
我々は盲目だ
ただ 戦うこと
それが我々に残された唯一の道
親しかりし人々よ
・・・・・!
闘わんかな
南九州の制空権
すでに敵の手中にあり
我らが祖国
まさに崩壊せんとす
生をこの国に享けしもの
なんぞ 生命を惜しまん
愚劣なりし日本よ
優柔不断なる日本よ
汝 いかに愚かなりとも
我ら この国の人たる以上
その防衛に 奮起せざるをえず
と書いている。
林は、歴史、文学、哲学、経済を学び、英語、フランス語、ドイツ語などにも通じていたらしい。
残した遺書さえ、検閲があり自由には書けなかった。悔しかっただろう。
戦争さえななければ、学びたかっただろうし、生きたかっただろう。知性を求めた彼ら…の思いは状況から読み取るほかない。
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SEALDsメンバーの主張、発言を聞いて見ると、学生らしい豊かな知性と感性が、学徒出陣で、知性を求めながらも果たせなかった学生たちの姿がダブってみえる。
「♪〜 主主義ってなんだ〜」と叫ぶ学生・SEALDsのメンバーを見ていると、自爆攻撃・特攻で殺された彼らの生まれ変わりのような気がしてきた。
戦後は、若い彼らに死を強要した体制との決別から歩みが始まったはずだ。彼らの犠牲の上に現在の憲法があり、自由と民主主義が、とりあえず、ある。使うのは私たちしだい。
ならば本気で、戦争したがるヤツラを止めなければならない。以下ご覧ください。
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安全保障関連法案に反対する学生と学者の共同行動⇒学生と学者の思い聞いて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=CXjDoU2IL0Q&feature=youtu.be&list=PLBBwpxvsxXdukwaTPkDDukNXovlgJQRm3:Movie
https://www.youtube.com/watch?v=1hsnfaF0jJ8&index=2&list=PLBBwpxvsxXdukwaTPkDDukNXovlgJQRm3:Movie
https://www.youtube.com/watch?v=PRUztiPuJPk&list=PLBBwpxvsxXdukwaTPkDDukNXovlgJQRm3&index=3:Movie