サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

アメリカンスナイパー

 「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」クリス・カイルと言う実在の米狙撃兵が書いた本をクリント・イーストウッド監督が映画化しました。カイルは、イラクで公式には160人、非公式には225人も狙撃・殺害した。
 まだ観てませんがー、イーストウッドらしい映画の気がしています。暴力に対し、否定感の少なさを予測しています。アメリカ的な。また観ていませんが…。2日の「朝日」の批評を見て、興味が沸いています。
 映画なのでいろいろと見方、感じ方、描かれ方があるでしょう。でも大事なことは、大きな構図を前提にすることだと思います。
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 いろいろと考えます。イスラエル軍がガザで行った一方的な殺戮、隠れた安全な場所から狙撃兵が、相手に知られずに、撃ち殺す事ができる。空爆の場合もそうです。作戦指令、政治家はさらにその奥にいる。
 イラク側や抵抗勢力側の狙撃兵は、狙撃した場合、その直後、爆撃を受け、まず生き残ることはない。この非対称はなんなのか?
 これは単に、強い側が「正義」を振り回しているにすぎない。その「正義」を支えるのは、善良なだまされやすい市民だ。
 はたして、あらゆる事実が明らかになっていたとして、人は、個人的な憎しみもない人を殺しに戦場に向かうだろうか?
 イラク戦争は、間違った戦争であり、情報操作があった。この不正義を知っていたら、クリス・カイルは狙撃に向かっただろうか。
 映画を観てからまた書きます。