3日付の各紙。
IPCCは、第5次報告書−各作業部会の仕上げとなる統合報告書を公表した。
人類的課題に関わることなのに、どうも一般ニュース並で、扱いが小さいと思う。
報告書では、気温上昇を産業革命から2℃未満に抑えるためにCO2の総排出量が2兆9000億トンと分析。
しかし既に1兆9000億トン排出してしまった。残りは1兆億トン。
2011年の排出量は350億トン。その後12〜14年現在までで1000億トンは排出しているだろうから残り9000億トンほど。年間の排出量は増え続けているので、ざっと計算してもあと25年ほどで排出枠を超えてしまう。
1日も早くピークを超えて削減に向かい、2050年には、現在の半分に、2100年にはマイナスにするくらいの急激な削減が求められている。
科学者は、早くから繰り返し警告している。
日本政府は、この課題にかなり後ろ向きだ。原発停止を理由にしながら、再生可能エネには不熱心になっている。
共通だが差異ある責任、があるのに、被害も差異が生まれる課題に、世界は、どう公平を保ちながら、どう取り組むのか?人類の類的存在が問われる。
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