サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

21世紀の資本論−足元に広がる貧困の芽

 あまり楽しくない話、昨日のつづきです。「21世紀の資本論」−週刊東洋経済(8/26)より
 日本の生活保護受給者は、1990年代半ばからずっと増大してきている、2倍以上に。
 4月時点で、162万人だそうだ。高齢化、失業などが影響している。
 格差を示すジニ係数(0に近いほど格差がない)は、だんだんあがって0.55を超えて上昇している。
 可処分所得の分布の97年〜06年の変化も所得の減少を物語っている。
 年収300万〜600万の層、つまり中流家庭の収入が減り、100万から200万世帯が増えていること。
 つまり貧困層が増えているのは間違いないが、中間・中流層も減り、日本人が全体として貧しくなっているという。
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 一方、100万ドル(約1億円)の個人純資産を持つ人も増えているようです。
 2013年で265万人にもいるそうです。
 それがさらに増えて5年後には492万人になると予測されている。
 増加率は85%。中国の88%に次ぐ高さで世界平均50%の2倍ちかく。
 人だけではない。企業はもうけて、それをため込んでいる。
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