過去最悪! 6人に1人の子どもが貧困状態(山野良一著・光文社新書)を読んでいる。
知らされていない子どもの貧困の実態を、わかりやすくレポートしている。
「子どもの貧困は見ようとしないければ見えてこない」著者の言葉。日本の未来を暗示している気がする。たいへん重要なので引用・紹介したい。
・
「子どもたちの所得再配分の逆転現象」→つまり、貧困でなかった子どもが、政府の政策のせいで、貧困に陥っている。主要メディアあまり報道しないので知られていない。
国民や利益を上げて企業から税を徴収し、社会保障として富を再配分する機能を国家が持っている。資本主義の社会では、どうしても格差や貧困はうまれる。そこでこの再配分機能を使って、貧困層をなくす、少なくする。
ところが日本は、再配分すると逆に、貧困層が増え、深刻になるという。先進国ではありえないが逆転が起こっているという。表のとおり。つまり低所得、貧困層から税金や保険料をとり、他にまわしている事になる。
もうひとつ。政党助成金。貧困層の子どもたちからも、年間1人250円、4人家族で1000円も取り上げて、日本共産党以外の政党に(高収入、資産家の議員など)バラまかれている。
消費税が8%になって、この貧困収奪の傾向がさらに強まっただろう。
違う。多くの貧困層の家族は、一生懸命働いている。働いても働いての貧困から抜け出せない。いわゆる働く貧困層。
・
特に表のように、シングルマザーは8〜9割働いている。自公党政権の責任は思い。