サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

下からの大衆運動

  持田氏の3回目です。「上からの権威主義」は、日本の軍国主義と「下からの大衆運動」−ナチズム。
 ナチスの党員は、表のように、わずか6年で20倍になり100万人を突破している。
 しかも年齢構成が18〜30才までが42.7%で、圧倒的に若い人に浸透したようだ。
 小泉「構造改革」も多くの若い人が支持をした。改革と称してやった事は、
①労働法制の改悪で派遣労働の製造業解禁など不安定雇用を増やした。
②保険料の値上げ、給付のカットなどで社会保障の切り捨て。
市町村合併の押し付けで、町や村を減らし過疎化を押しすすめた。財政出動を減らすのが理由だったが、借金は逆にふやした。
 暮らしにかぎっても、こんな「痛み」を押し付けて、「自民党もぶっつぶ」さず再生させた
 その結果の格差と貧困の増大。若い人が一番の痛手を被っているのに、今また橋下維新の支持率を押し上げ、更に自らを追い詰める行動に走る。
 どうやら日本の現状は、「下からの大衆運動」に加え、「上からの権威主義」もなお影響力を持っている気がする。
 




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