サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

大洪水と立野ダム

 立野ダム建設にかかわり、「朝日」の熊本県版に、国交省の本音と思える記事が出ていた。
 「熊日」にも出てないダムの効果と治水に関わる事です。「朝日」では、
 白川の流下能力について、県によると
現在の龍田陣内の白川で⇒  1600トン(毎秒)流れる
7月豪雨では     ⇒   23000トンであふれた
今回の河川改修が済めば⇒   2000トン 流れる
立野ダムなど上流の治水対策で⇒2300トン 流れる らしい。
 今回の改修だけでは、床上浸水までは起きないが床下は起きるらしい。
大規模改修なのに、なぜ、床下浸水が起こりうる改修に留める必要があるのか?
 これだと、立野ダム建設が前提の、低い水準の治水対策をあえてやることになる。
 やはりダム建設は本当にやるようだ。
 しかしおかしい。これまで水害被害者地域へのさまざまな住民説明会があったけど、立野ダム建設の説明はひとつもない。
 先日の龍田陣内の大幅な川の移動、住宅地の買い上げ説明の時にもダムの話は一切ない。ダムの説明をキチンと住民にすることなく、建設をすすめようとする姑息なやり方だ。
 他にも問題がある。
①陣内4丁目の低い土地をなせ県が宅地開発の許可をしたのか?
 経過は、もともと川原⇒宅地⇒洪水⇒また川にする。
②元の川にするため現在の宅地を県(国)が税金で買う。陣内で110戸です。土地も建物を安くなるかも?住民は不安。建物は被害を受けた現時点での評価額になる。
③22年前に浸水し、その後に河川整備計画を持ちながら、キチンとした洪水対策をとらなかった責任。
 明々白々のごまかしだ。が、一般に知らされていない。