「わたしたちの地球は耐えられるか?」(ジル・イェーガー著・中央新書)を読んでます。08年出版でちょっと前の本で「持続可能性への道」を問うたものです。
温暖化問題は、温室効果ガスの排出が原因ですが、その根底に、人類の活動の広がり過ぎがより根本問題としてあるでしょう。
73年の「成長の限界」発表いらい、この人類的課題への取り組みが、すすんでいるのか、とまっているのか? 悪化しているのか?
過去から将来へとつながる利害関係が、国や地域で複雑にいりこみ、調和力を、想像力を、人類社会に強く要求する。
悲観してはいけないが、現状は「不都合な真実」が推移している感じがする。
最近、人口は毎年1億人近く増えている。オレが生まれてから28億人+42億人も増え、現在70億人。
半世紀で2倍、オレが長生きすれば一生の間に、一世代の間に人口が3倍になる。
人類の活動、生産と消費と廃棄にまつわる事が惑星を覆いつくしている。
しかも過剰消費と過少消費も同時に。
転換が必要、間に合うように。
北極海の海氷面積は今日も、この時期、史上最少を更新しつつある。今の下降線では、史上最少の07年を、あと3〜4日で更新するかもしれない。

私たちの地球は耐えられるのか?―持続可能性への道 (中公新書ラクレ)
- 作者: ジルイェーガー,Jill J¨ager,手塚千史
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/12/01
- メディア: 新書
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