サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

増税成立「今国会で」17%−朝日

 今日6日の「朝日」の一面の世論調査増税成立『今国会で』17%」と、国民の消費増税ストップの思いを明確に示した見出し。
 しかも「声」欄には、「なせ膨らんだか国民の大借金」(大分県61才の男性)「政党助成金ゼロで身を切れ」(大阪72才の男性)など、もっともな投稿が載っている。
 その横にも、おもしろいマンガ(針すなお)も載っている。マウンドにたった民主・野田ピッチャーが、キャッチャー輿石幹事長をみながら、バッター自民・谷垣総裁に「増税ボール」を投げようとしている。野田は、「バッターにサイン出してもらうか」とつぶやく。そしてタイトルはウチのキャッチャーとは呼吸が合わなくてね」。
 どうやら「朝日」も、上の方と下の方では、吹いている風がちがうように思える。少し望をつなぎたい気にもなる。
 ところが社説は「谷垣自民党−責任野党の矜持を示せ」と増税法成立をけしかける。昨日は「首相が陣頭指揮に立て」と民主党野田総理にハッパをかけ、今日は自民谷垣総裁にハッパをかけと、尻たたきに忙しい。
 「増税やめてほしい」との国民の思いを反映した紙面全体と、「増税法の今国会の成立へ」自民・民主の「消費増税大連立」をけしかける」−社説・論説が矛盾して表れたかっこうだ。社説は、経営陣・政財界につながっている。
 2年前、自民か民主かと、政権交代を煽っておきながら、増税のために民主・自民は協力せよと言っている。
 新聞界の自民・読売と民主・朝日、大連立しても不具合は感じない。主張が同じなら、「朝読」新聞でも「読朝」でもいいから大連立・合併を進めたい。
 朝日=リベラルは極めて紛らわし。戦前の戦争翼賛、戦後の原発推進につづく、歴史的な過ちとなるだろう。これで財政再建も遠のく。おそらく新聞への消費税低減税率も読売と共同する腹づもりなのだろう。