腹のたつことに、消費税増税法案は、明日、採決し成立の見込みらしい。ニュースの多くは、「近いうちに」の解釈ばかりで、意味がない事をしゃべっている。
増税した後の総選挙がいつになろうと、増税をすすめた民主党から、野党なのに応援した自公に政権が移ったとしても、何も変わらず全く意味はない。
民主と自民⇒増税で仲良く協力、そのあと解散・総選挙で兄弟ゲンカ。スポンサーの経団連だけが喜んでいる。
今日の「朝日」の社説、まったく恥を知らない。
政権与党の民主党と野党第1党の自民党が協力して、国民の多くが反対する増税法案の採決を推し進める。
民主党に、マニュフェスト違反のハッパさえをかける「朝日」。
最大部数を誇る「読売」と一緒に、第2位の部数を誇る「朝日」が、同じ論調で増税をけしかける。なんとも自民と民主と似ていることか。
「政治家がなんのために胸にバッジをつけているのか…」と「朝日」は批判している。しかし、国民の多数意見にしたがい、増税反対の立場でスジをとおしている国会議員がいる。気に入らないからと、いっしょくたにするのも甚だしい。
「朝日」こそ、社会の公器たる権力のチェック役を放棄し、なんのための新聞か?と言いたい。経団連のために、「読売」とは実質的に協力しつつ、時々、主導権争いに明け暮れている。そのうち読者から不信任案を突きつけられる事になるだろう。「朝日」の中で良心をもっているジャーナリストは、ぜひ抵抗してほしい。
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じゃ、その③として、
この十年間の、各層の富の変遷。需要不足で不況が長引き、国の富が減る中で、大企業だけが儲けを蓄積し、国民の所得は減り続けた。
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格差と貧困が広がり、自殺者が増え、低所得者の餓死者さえ増えている。
若い人は、非正規雇用で現在も将来も不安の毎日だ。そういえば派遣労働の法制化を推進したのも大新聞だった。