サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

首相を選ぶなら?  

 私は、小泉劇場以来、最近のハシモト劇場にいたるまで、メディアと一体化した「劇場」現象を、現代のマルクス主義者は、どう分析し、対応すべきか? と考えてきました。
 これは不思議なことに、国民が経験や事実にもとづく判断をしないで、自分に不利益な事を喜んで選択する現象です。事実、小泉さんは構造改革で、若い人に不安定な雇用という犠牲をもたらしました。
 朝日の12/30日世論調査で「首相を選ぶなら」は表のとおりです。いわゆる「独裁的」といわれる人への期待が一貫して高まっています。
 小泉さんが首相になって雇用や暮らしが良くなった、と言う経験があるなら、高い支持は理解できますが、何故でしょうか?
  首相を選ぶなら?
 朝日の見出しは-「政治 もどかしい」「結果だせぬ政治にいらだち」です。中身の吟味より単に変化への渇望、この連続といった感じです。
 仕事や生活を良くしたい思いがベースにありながら、自分に利益になるか?不利益になるか?より、強く頼れる人、断行できる人を選びたがる 何故でしょうか?みなさんのご意見を聞かせて下さいませ。
  投票先はどこへ?
 表は、09年衆は「政権交代」⇒10年参・「みんなの党」躍進⇒次期衆の調査です。郵政解散の05年も含め、無党派層を中心に主な層は、その時に風が吹く政党・候補者に票を投じたと思われます。
 今回も、昨年の参院選と同じように、「みんなの党」と「ハシモト維新の会」にドッと流れそうです。目の前に真新しいおもしろそうな「劇場」が展開されるので、過去の自分の選択はあまり振り返らない感じです。
 自民が勝ったり民主が勝ったり新党に流れたり…⇒勝者は常にテレビを中心とした現在の主要「メディア」と、そしてそのスポンサです。
 どうすればよいか?現代マルクス主義者は考えるべきと思います。私としては今、フロムの「自由からの逃走」を勉強中、むずかしい。