サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

現代マルクス主義について考える

 2012年になりました。今年もよろしくお願い致します。
 実家の天草から送られてきたモチをストーブで焼いて食っています。
 「こっぱモチ」は、イモ入りのモチでうまいです。また「塩あんモチ(あんこが砂糖でなく塩あん)」も1年分ぶり、うまかった。ありがとう天草。
 最近、マルクス主義について考える事がありまして、今年は「現代マルクス主義を考える」として、カテゴリーを増やし、つらつらと書いて見たいと思います。
 私自身は、マルクス主義者と自負するほどの知識はありません。若い頃に多少かじった程度で、特に最近は古典などの学習もほとんどしていません。
 ですが認識不足でも、勘違いでも、間違いでも、考えるままに感じるままに、書いて見たいと思います。みなさんから、感想や意見、新しい考えをお寄せいただだければありがたいかぎりです。
 私のマルクス主義への期待は、現代社会や直面する人類的課題にいかに応えるか?でして、その思いからすれば、不足感をつのらせているところです。
 マルクス主義の古典の研究・学習は大いに進めるべきと思います。同時にそれを生かしながら、マルクスらが、当時の社会の分析と格闘し、理論化したように、現代のマルクス主義者が、現代社会と格闘して、新しい理論構築をしなけらばならないと思いますが、その点で、私は、ものたりなさを感じています。
 もちろん研究され発展させられているものも多数にのぼりますし、また私が知らないものも多いかもしれません。でも私には、不足感があるのです。

 資本主義の分析、特に過剰生産恐慌の命題は、現在の国際社会の分析にも通用するものがあり、マルクスが昨今でも注目されているとおりです。これはさらに発展させるべきです。

 中国やベトナムキューバは、社会主義国を自認しています。客観的に言っても社会主義国をめざしていると思われます。しかし中国・ベトナムは、資本主義国のような特徴が顕著に現れている思いますし、キューバの経済制度は旧ソ連型のままの気がします。それらを経済的社会構成体で言えばどうなるのか?わかりません。また、それぞれ国について、持続可能な社会への移行と言う観点から見るなら、別のいろいろな評価もできると思います。

 現代マルクス主義に、私が一番、不足感を持っているのは、人類が直面している地球環境への対処という課題です。私が読んだ地球環境に関する本で、残念ながらマルクス主義者は、ほとんどいません。(環境と言う言葉は人間中心で変更が必要と思う。自然・地球と人類の関係性を正しく表す言葉を考えたい)
 また、民主主義が多くに国々で形式的には実現しているなかで、ネットも含めメディア問題が、社会を変える上で、直面する最大の課題と思っています。しかし、メディアやコミュニケーション問題にも、マルクス主義者の新しい解明や理論的な貢献は、感じられません。もっぱら支配層が全能をふるっている状態です。
 等々が問題意識としてありまして、おいおい、思いを書いていきたいと思います。そして課題は、“わかりやすく”です。