サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

今年の終わりに、過ぎ去るものにありがとう

  有明海です。
 
 今年、最後の夕日です。金峰山から。

 雄大。自然っていいですね。感謝です。

 2011年、いろいろあった年でした。震災、原発事故など。年は越しても課題は残されたまま、なんとか新しい展開が来年こそ、ひらけるように頑張りたい。
 個人的には、年の前半1/3は、非常に忙しかった。しかし何とかうまくいった。楽しくもあった。
 妻の母がなくなった。施設側の対応に問題があり急変した。やさしい人だったのに。
 私のオヤジも調子が悪くなったが、今は回復。正月は帰られんバッテン天草のみなさん良いお年を。
 息子や娘は、可もなく不可もなく自由に。
     いや、自由がゆえに、可も多く、不可も多く……。
 今年、一番読んだ本は、原発に関連する本。知らなかった事が多かった。不明を恥じたい。これについて、私は言い訳できない。
 現実(事故)に直面しなくても、想像的な確信を貫き、原発をなくすために孤軍奮闘されてきた方々に、あらためて敬意を表したい。彼らの研究、分析、運動の継続がなければ、事故後の解析や分析は、できなかっただろうから。
 闘いはつづく。読売の昨日、今日の連載を見れば、連中が全く懲りておらず、原発推進に執念を持っている事がわかる。
 TPP問題とその関係から、国の財政問題、国際経済問題も少し勉強することができた。いま世界で、特に日本で過剰生産・過小消費=恐慌状態がつづく。
 温暖化や地球環境問題。今年はあまり勉強しなかった。人類の温室効果ガスの排出は以前として伸び続けた。私としては、絶望的な気持ちになる。北極海の海氷は過去2番目に小さくなったし、もちろん体積は、最少を更新し続けている。
 「わかっちゃいるけどやめられない」の如し、想定しながら、対応できない人類。自然は、希望を語らない。今は緩慢だが、やがてその地点が来る。このまま進めば、引き返せず、よけきれない。

 ハシモト現象。ちょっと前は、名古屋の河村現象、その前は阿久根市長、その前は「政権交代」論、その前は「自民をぶっ壊す」の小泉現象、その前は、…。
 来年も吹き荒れそうた。格差・貧困と不安、強者依存と隣人バッシングのコラボレーションが主要メディアを舞台に劇場型社会を演出する。人々は、自由から、責任を負わないですむ劇場の観客へと、逃走したくなる。
 その劇場が、実体化するのを避けるために、対抗戦略を描く必要がある。

 最後に、わたしのブログを見てくださった方々に感謝です。
 毎日のように、時々に、1回だけの人も含め、ありがとうございました。毎日欠かさず更新できたのは、みなさんのおかげです。ピンチ出番の純子様も。
 2年ほどで21万カウントには、私の知り合い、どなたかのリンクやフェイスブックから、キーワードの検索で訪れた方、マスコミ関係者、公安・警備警察関係者まで、多岐にわたると思います。
 来年もつづけたいと思います。どうぞよい正月をお過ごし下さい。本当にありがとうございました