サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

子どもたちを救え!--Days Japan

 DAYS JAPAN(写真雑誌)を購読してまして、11月では「子どもたちを救え!」-チェルノブイリで何が起きたか―を載せています。
 記事ひとつで、ベラルーシの「困難な中の子どもたちへ希望を」(1990設立)代表のパモホバ・バレンチーナさんが書いています。
 25年たった現在でも悲劇が生まれているようです。2010年、ゴメリ市とゴメリ州だけで18歳未満の子ども6人含む161人が甲状腺ガンと診断されたそうです。
 いま子どもを生んでいるのは、チェルノブイリ原発事故があった1968年に子どもだった世代で、特に26〜30才までの女性が中心で、被爆し卵巣に影響を受けているそうでうす。
 悲劇は新世代の子どもたちに受け継がれ、免疫力が低下し感染症にかかりやすく、先天的な遺伝子障害、心臓の欠陥など異常がみうけらるとのこと。
 当然、医薬品の負担も大きく、母親は病気の子どもの世話で仕事をやめなければならず貧困からも抜け出せない。
 フクシマを中心に、日本でもこれからどんなことが起こるのか本当に心配になってきた。東電をはじめ原発で利益を得た業界には、最後まで賠償させなければならないし、その上で国も責任を果させなければならない。
 主な関係者は、賠償させるために、私財を出させることが望ましい。それでも償いきれない。