いきなりですが、安人の娘です。保育士2年目で、今年、九州合研(9/3.4)に提案を持って勉強に行ってきました。
提案したのは「子どもの生活と音楽」という分科会で、今担任している2歳児の子ども達の歌声を聞いてもらったり、生活の中に音楽がある暮らしを通して、子どもたちがどんなにか豊かな成長を見せているかをお話してきました。
畑の野菜を収穫して、泥のついたままかじったり、ごっこあそびの世界に入りこんであそんだり、そんな豊かな体験をして日々すごしているその子たちは幸せですねと、参加者の方から意見をいただきました。
私自身、今勤めている保育園の出身で、当時のことはよく覚えています。
歌っていた歌も、心の中の奥のほうに、ちゃんと大事にとってあるんです。子ども時代の、心ときめくドキドキわくわくした体験って、大人になってもちゃんとその子の中に根付いているんです。
だからこそ、その子の人としての土台をつくる子ども時代の体験ってとってもとっても大切なんです。
今回の九州合研でも、そんな風に毎日の子ども達の保育を大切に考えている保育士たちが集まって、50程の分科会に分かれて学びを深めました。
保育新システムについても基調報告でお話がありました。実現すれば、上に述べたような豊かな体験は全く皆無の生活となるでしょう。子どもたちは、子どもらしい心のときめきも感動もないままに大人になっていくでしょう。
子ども達の生活の場である保育園が、保育新システムによって危険にさらされているいま、子ども達の豊かな未来を心からねがう大会となったように思います。
(写真・赤旗9/6九州版)