今日、共産党の松岡とおる県議の熊本港問題の学習会があった。あらためて問題点が浮かび上がった。
国交省の下関港湾空港技術調査事務所の「熊本港における地震動特性について」の調査報告によれば、熊本港の地盤は、比較的硬い地盤のゼリーの上に、比較的柔らかいプリンが乗っかっているような地盤になっているようだ。たしかに阿蘇の火山灰が降り積もった有明海の干潟の状況をみると素人が考えて軟弱に見える。
したがって、地震のゆれが基盤から100倍に増幅されて、岸壁が強度不足で壊れると結論づけている。結果、報告書は、耐震強化へ整備を求めている。けれど、内容には研究者の真摯さを感じました。
この熊本港、私も何回も行ったが、確かに地盤沈下で建物の下層部がゆがんで浮き上がっている。この開発に、これまで1598億円(県負担1088億円)のも投じて、さらに岸壁整備、ガントリークレーン配備などで546億円もつぎ込む予定だそうです。借金の利子も毎年かなりの額を払っている。
地震がくれば岸壁が壊れる、液状化もある、地震がこなくても日常的に地盤沈下、だいたいコンテナ船が来ない。熊本市にある熊本港には、熊本市民の税金も少なからず流れている。コンテナ1台につき1万円補助して、貨物船を呼び込むそうだ。税金使って港つくってから、公務員が営業活動。「おいおい」と言いたい。
9月議会では、駐輪場の有料化が提案されるようだ。大きなムダづかいをしながら、中高生の自転車駐輪から、私ら暑い日も自転車族からカネをとろうとしている。まったくヒドイ話だ。
下関港湾空港技術調査事務所⇒「熊本港における地震動特性について」