サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

熊本地震と立野ダム

  今日は「熊本地震と立野ダム」の学習会がパレアでありました。
 写真ではわかりませんが、たくさんの立ち見で出るほど参加が多く250名でした。
 やはり地震の関係で、ダムは造るべきでないとの思いが広がったからだと思います。
 あの阿蘇大橋が落ちた山崩れを見れば当然でしょう。テレビも来ていましたが報道が楽しみです。
 国交省は、調査をするとは言っていますが、報告書を見ればダム建設をあきらめてはいません
 活断層はダム本体から離れているとか、本体のところの「大規模な崩落は発生していない」「地表亀裂はダム本体には向かわない」「ダム本体の建設予定地直下の地盤を横断するような活断層確認されていません」とか言っています。単に確認されていないだけです。ないと判定されているわけではありません。
 今回の地震だって、震度7が立て続けに来た、新しい知見です。民間の第三者の学術専門家のボーリング調査などを徹底して行わないと、本当の事はわかりません。
 「ダム貯水池河岸となるところでは、表層の弱い部分を中心に崩落が見受けられますが、ダムの建設の支障になるような情報はありません」としている。
 さて?そうでしょうか? ダム湖が満水状態の時に、どこでどれだけ崩落するかわかりません。
 ぜひやってほしいのは、シュミレーションです。豪雨で満水状態、地盤もゆるんでいる時、今回のような地震が起きたらどうなったか? 今回よりも崩落は大きかったはずです。大量の土砂が瞬間的に流れ込んでも、ダム本体から越流しないと言えるのか?ダムの穴は詰まらないのか?いろいろとやってほしいと思います。
 どなたかできませんか? 
 図は「ダムによらない会」の緒方事務局長作成の試験湛水のイメージです。茶色部分が水没予想地域。
 
 動画は今日の学習会の緒方事務局長の報告です。ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=M1evWOY07zY&feature=youtu.be:Movie 
 火山物理学者須藤靖明さんのお話です。
https://www.youtube.com/watch?v=ePovb7GhAAY:Movie