サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

原爆投下は阻止できた…

 昨日のNHK-「活かされなかった極秘情報」は、非常に見ごたえがあった。
 テニアン島を離陸し広島へに迫る、特殊任務のエノラ・ゲイを、日本軍の諜報部隊がつかみ上層部に報告していた。しかし、空襲警報は出されず多くの人が犠牲になった。
 広島への新型爆弾が原子爆弾だと日本軍の参謀本部はつかんだ。次はどこに落とされるか?と、当然、対策をねり迎撃の体制をとるはずだ。
 広島から3日たった9日、諜報部は再びB29のコールサインを傍受、しかしなぜか?参謀本部は何もしなかった。長崎への投下の5時間も前のことだったのに。
 取材にこたえた紫電改の元パイロットは、迎撃できたのにと、知らされず命令が下されなかったことを悔しがった。ここでB29を迎撃し、体当たりでもしてで阻止すれば長崎市民は死ななくてすんだ。原爆の手持ちは、残り1個しかなかったのに。
 なぜ、軍が何もしなかったのか? 見殺しにしたのか?
わからない。誰か知っていますか?
  元諜報部員が取材にこたえる。せっかくつかんだ重大情報が無視され、国民がむざむざ殺された。さぞかし無念だっただろう。
軍、国家、権力に巣くう人たちの本質。国民の命より、何か別のものを優先する。現代の社会、今日の原発事故にもつうじている。