サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

原発−対日圧力

 管総理の「脱原発」発言は、ダメもとでも期待したのに、あえなく個人的発言にトーンダウン
。残念。鳩山の普天間基地の「最低でも県外移設」発言みたい。
 党内の反発もあっただろうし、経団連の圧力もあっただろう。私としては、ひよっととしてアメリカの圧力が効いたのかもしれないと思った。

 アメリカが、菅総理の “脱原発”発言について、詳しい説明を求めたらしい。アメリカを訪問している高橋千秋外務副大臣が、国務省のナイズ副長官と会談したあと、明らかにした。
 ナイズ氏は「アメリカは原発推進国であり、原発の安全運行のため技術的な分野でも協力を深める用意がある」と述べたうえで、菅総理大臣の発言の説明を求め、高橋副大臣は「今すぐにということではないが、原発事故を受けて日本のエネルギーの基本計画を見直していく方向に間違いない」と述べて段階的に原子力発電所を減らしていく方針を説明したらしい。
 オバマも、ブッシュよりましにしても、期待はずれだねー。中国も原発をすすめるらしいし、温暖化対策も含め、原発めぐる世界の構図は、EU(仏など除く)対米日中という状態。この世界的構図の中では、大事故おこし解決メドすらたっていない日本こそ、原発大国から抜け出さなくてはならない。グリーンがいい。(写真の事)