サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「ねり柿」行商

 むかし実家では、渋柿を何かにつけて2〜3日で「シブ」を抜いておいしく食べられるようにしていた。天草では、それを「ねりがき」といっていた。今は甘柿があるからそんなことはほとんどしない。子どもの頃、母につれられて、「ねり柿」の行商に連れて行かれたことがある。リヤカーを引いて。1個10円だったか20円だったか?その記憶だけがかすかに残っている。
 今の時期、柿は、よく木にのぼってとって食べた。渋柿の熟したもの、おいしいが今はだれも食わない。田舎に行って、柿はほとんど落ちてしまうが鳥のエサ。子ども達が柿木にのぼっている姿は、もう何年も見てない気がする。ムカシはコンビニがなかった。お菓子も。葬式か盆、正月の時しか食べられなかった。でも自然は豊富で季節季節の果物がそこらじゅうにあった。まるで果物コンビニ。食べられるまで待って順番に食べるちょっとのガマンはおいしさの源でした。