昨日は、はじめて孫らと一緒に海水浴。(水滴でボケた)
最後に泳いだのは、いつだったか記憶にない。
十数年ぶりの気がする。
100メートルも泳いでいない思うけど、ハァハァ しんどい しんどい。体力の衰えを感じる。
3歳児は、初めての海水浴。顔まで水に浸かり、はしゃいで喜んだ。
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時代は変わった。
私たちの子ども時代、親やジジババに海に連れていってもらうことなどなかった。
夏休みのこの時期、どこの家庭でも親が子どもを連れて行くのは稲刈り。
海や川、ため池が泳ぎ場。
兄弟、いとこ、地域の年長らに連れて行ってもらい、子ども集団だけの泳ぎだった。
浮き輪をつけるなど、恥じ。ひと夏に2回、皮がむけるのが当たり前。
お盆を過ぎるとイラ(くらげ)に振られ、皮膚に赤い斑点がついて痛かった。なので泳ぎはお盆まで。
記憶では、小中学校時代、海で死んだ子どもはいなかったと思う。海で子どもだけで泳ぐのは危ないと考える今の社会。危険察知、判断能力は、子どもの頃に養われる。
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とはいえ、人生で重大な反省点がある。
小学生の息子と一緒に借りたボートで天草に帰り、もどる途中の有明海で遭難の憂き目にあった。豪雨と荒波と雷に遭遇し、周辺の島々が全く見えず、方角を見失った。どちらに向かえばいいかわからず、走った先はぼんやり早崎海峡が見え逆方向にも走った。海にいくつも稲妻が走った。雷の直撃はないだろうとは思ったが、このまま方角が見えなければ、一晩、漂流するか…不安になった。真夏なのにとても寒かった。相当な時間を荒波にもまれたあと、やっと湯島の輪郭が見えて方角が分かり、2号橋をくぐりぬけ三角にもどった。天気予報は見て警戒はしていたが出発が遅れた。判断が甘かった。危なかった。息子は怖がった。危険にさらした。俺も怖かった。運が良かった。運に感謝。
というようなこともあるので、危険察知、判断力は大事。運も。